ここも暑い
当たり前かもしれないが、ラオスもまた暑かった。
タイより北に来たので少しは涼しいが、外に30分もいると汗が吹き出してくる。
どうやらこの時期の東南アジアは1年で最も暑いらしい。
多くのバックパッカーがラオスがいい国だというので楽しみにしていた国の一つだった。
風邪をひきながらも陸路で国境を越え、いかにも中国が作った感の高速鉄道でヴァンヴィエンまで移動した。
着いた日は寝込んでいたが次の日にはいくらか動けるようになった。
しかし、寒気がなくなると今度は暑さが襲ってきたのだ。
現地の人もみんなTシャツを胸まであげてお腹を出して歩いている
それを真似すると少しは涼しい
宿で観光地図を見せてもらうとブルーラグーンの文字、いかにも涼しそうではないか、
タイでバイクに乗れるようになったのでバイクでブルーラグーンへ
ブルー?
私にはグリーンに見えた。
水面には大量の鯉みたいな魚がパクパクしていて少し生臭い。
自然にできたのか、人工的に作られたのかわからないが、川をただ堰き止めただけに見える。
真ん中には木がありそこから飛び込めるようになっている。
半分以上は中国人観光客で楽しそうに飛び込んでいた。
正直なところ期待外れだった。
ただ暑さには変えられない、水は冷たく生臭さも入ってるうちに慣れた。
中国人たちに煽られながら飛び込みもやった。
期待外れではあったが涼むことができたので次の目的地へ
その名は
2ってなんだよ、しかもこっちはどう見ても人工池だ。
こっちも飛び込み台があり、竹で作ったいかだが浮かんでいる。
人は少ないのでこっちのがマシだ。
ちなみにブルーラグーン3もあったが行くのはやめておいた。
その後は山へ、まだ風邪が治っていないのか異常なほど汗をかきながらも30分ほどで登頂。
綺麗だけど、期待してたのと違う
そこら中で焼畑してるせいか大気汚染が酷すぎる
そしてなぜか山頂にバイク
ちなみに反対側にももう1台あった。
どうやって持ってきたのかも気になるが、一応映えスポットらしい。
次の日は洞窟も行った
ここにも涼めるスポットがあったでもちろん入った
観光地はそれほどではあるが、バックパッカーが好むのは理解できる。
美しい山と田舎の風景
ゆっくりと流れる時間。
都会で疲れたら求めるものはきっとここにある。
ただ暑すぎる。
もう少し涼しい時期にきたかった。
また来よう。
贅沢の代償
外は40度もあるのに、寒気が止まらない
どうやら風邪のようだ。
私は重たいバックパックを背負い、ドムアン空港を彷徨っていた。
原因は確実だ
水かけ祭りで体力を使い果たし、外は40度超えの灼熱。バンコクで観光する気にはなれず、私たちはサメット島という島に滞在していた。
最後の夜にビール飲んで、ワイルドタイランドなるものを試し、エアコンを最強にしたまま寝てしまったのだ。
次の日の朝には喉が痛かった。
ワイルドタイランドがなんなのかはご想像にお任せする。
風邪はひいてしまったがサメット島はなかなかよかった
バンコクから近いビーチだとパタヤが有名だが、あまり魅力を感じなかった私たちは、ネットでサメット島を見つけた。
バンコクから4時間ほどで行ける島でバイクで回れば島の端から端まで30分ほどで移動できる小さな島だ。
ホテルも1泊3000円も出せばそこそこの所に泊まれる。
私たちはビーチはないが、プールのあるホテルに2泊滞在した。
ホテルにあるバイクをレンタルしいくつかのビーチを巡った
メインのビーチは中国からの団体などそれなりに人がいるが、少し離れると人のいない美しいビーチがそこら中にある。
こんなインスタ映えスポットみたいなのも誰もいない
正直こんなに綺麗だとは思っていなかったので感動した。
ちなみに、私はまともにバイクに乗ったことがない
エンジンのかけ方もわからない私を見てホテルのスタッフは不安そうにしていたが、フラフラしながらも、島の中はバイクか乗合タクシーしか走っていないのでなんとかなった。
昼はビーチでのんびり過ごし、夕方はサンセットを見て、夜はビーチ沿いでビールを飲む、おそらくこの旅で最初で最後になるであろう贅沢なリゾートライフを送っていた。
安いし、人いないし、ハワイやグアムより絶対こっちの方いいと思うが日本人には1人も会わなかった。
ハワイとグアムは行ったことないけど
アクセスは悪いがマジでオススメできる。
そんなわけで贅沢な3日間を過ごしその代償で風を引き、バンコクに戻ってきたのだ。
本来風邪をひいてる時に予防接種は受けるべきではないが、スネークファームで2回目の予防接種を受けた。
ようやくタイでの用が終わり出国できる。
居心地は良いが、4月のタイは暑すぎて早く出たかった。
次の目的地はラオス。
ドムアンから寝台列車で国境の街まで移動する。タイからネパール行きの航空券を既にとっているので、余計な荷物をドムアン空港に空港に預け寝台列車に乗り込んだ。
寒気に襲われながら、薄いブランケットに包まり眠りについた。
起きた時には国境の街ノーンカーイに着いていた。
ソンクラーン
絶対に負けられない戦いがそこにある。
ついに始まった
ソンクラーン(水かけ祭り)が、今年3年ぶりの開催だそう
灼熱のタイにとっては天国みたいなお祭りだ
もともとは旧正月に仏像を清める為に始まったのがいつしか人にかける祭りになっていったそう
この祭を求めて世界中のパリピがタイに集まる
基本的にお年寄りやお店の人以外は誰にかけてもいいし、かけられること自体がいいことなので怒ってはいけない
前夜祭で一瞬でずぶ濡れになり、すでに想像以上であるが3日間本気で戦うつもりだ
1日目
カオサン近くに滞在していたため、カオサンロードへ。
ホテルの横にある家で水遊びをしている子供がさっそく攻撃してきた。
相手の水鉄砲はそんなに飛距離がなく圧勝だった。
昨日とは違いカオサン周辺の道は交通規制されておりいたるところで戦闘が繰り広げられていた。
昨日の前夜祭である要領は掴めた、基本的に水鉄砲を持ってる人、お店から通りに水をかけている人、目が合った人、ぼーっとしてる人は攻撃対象だ
相手も応戦してくれば、飽きるまで撃ち合うこの要領だ。
注意しなければならないのはビールを冷やしてるクーラーボックスの水をバケツでかけてくる、いかれた店員だ
これはマジで冷たい。そしてよけようがない。
とりあえず周辺を1周してみる
実は前夜祭でもやられたが攻撃は水だけじゃない。
なんの粉なのか知らないが白い粉を水で溶いた物を顔につけてくるやつがいる
警察官とかも攻撃を受けて真っ白になってるから驚きだ
パトカーも攻撃されてた
あとはなんかショットガンみたいなの持ってるやつがいて、水が塊で飛んでくるのだがマジで痛い
気温40度の中で水をかけられてるので結構気持ちいいが、絶賛風邪ひき中の妻、この日は屋台でガパオを食べて一旦宿へ
夜も夕飯を食べながら1周して涼みました。
2日目
前日歩き回って疲れたので、この日カオサンのお店に入ってビールを飲みながら通りを歩く人に攻撃するスタイルに
このスタイルだと疲れたら座れるし、流れ作業で歩いてる人に攻撃できる
そして水の補給も無料で最高だ
昼間は子供も多くて、色んな国の子供と戦った
自分も子供できたら絶対連れてきて世界中の人と交流させたいって思えるイベントだ。
帰りに衝撃的な光景を目にした
基本的にソンクラーンの期間中は街中どこにいても至る所から攻撃されるし、バイクの後ろに乗ってる人から通り魔的に襲撃されたり、ピックアップトラックの後ろに乗って攻撃してくる人、タンクローリーからの攻撃
ただこれが1番すごかった
通りからバケツでの攻撃、しかも攻撃対象が人ではなくバイクやトゥクトゥク
かけてる量が尋常なく、普通に事故るんじゃないかと心配になった
さすがタイとしか言いようがない
3日目
流石に飽きたため、S2Oというフェスに参加してきた。日本にいたらEDM のフェスなんて絶対行かないが、せっかくなので日本を出発した時に、チケットを購入しておいた。
このフェスは世界一ずぶ濡れになるフェスと呼ばれている。
ずぶ濡れというか、普通に痛い
タイはマリファナが合法化されたらしく、街中でも結構マリファナくさいけど、フェスもすごかった。
喫煙所とか概念ないんだろうね、そこら中でプカプカ。
確かにマリファナ吸って大音量でEDMってすごいんだろうね、吸ったことないから知らんけど、
てなわけで3日間が終了した
20代で来れてよかった、マジで体力勝負のイベントだから
暑い
暑い、暑い、本当に暑くて何もする気になれない。
タイ3日目
ドミトリーのエアコン効きすぎて朝から喉の痛みを発症している妻
この日はメークロン市場に行くことに
バンコクからミニバスで2時間ほどで到着
有名な線路に市場あってギリギリを電車が通るやつです。
なんと私たちが到着した3分前に電車は通過したばかり、、、
次に電車が来るのは3時間後
横にある普通の市場とかもみてみたり散策してみるも15分で限界
暑すぎる。とけちゃう。
完全に観光客向けのカフェに避難。絶対屋台で食べた方が安いが、エアコンには変えられない。
パッタイとコーラで2時間涼ませてもらった。
電車が来る時間になると、アナウンスが流れ、店の人たちが商品を移動し、屋根を畳む。
アナウンスは日本語でも流れてたがなんか可愛い日本語だった。
勝手に線路に店建てて、勝手に観光客きて、電車の人からしたら、迷惑な話だろうと思っていたら
運転席の窓からが一番楽しそうにハイタッチしてる。
みんな楽しそうでよかった。さすが微笑みの国タイ
帰りは到着した電車に乗って帰ることに
電車の中からのが涼しいし、みんなに手を振りながら通れるので楽しい。
そして車窓から見る現地の人々の生活が最高に面白い。
寝てる人に、家族で食事してる人、犬に追いかけられてる人
バスやタクシーとは全然違う。電車でしか見れない景色がある気がする。
そしてバンコクまでは、乗り換えがあるのだけれど、まさかの渡し船。
川を渡り別の電車に乗り、バンコクへ。
無事にバンコクに到着するもどうやら妻は熱が出たようで、完全にダウン。
近くのセブンイレブンに行ったら、ネギ塩カルビ弁当売ってる。日本語でねぎ塩カルビ弁当って書いてあったら食べたくなるに決まっている
風邪ひいてる人に食わせるものではないが、自分も食べたいので弁当とみかんを買ってホテルへ。
弁当は喜んで食べてました。
泊まっていたホテルはカオサンロードまで歩いて10分ほど、どうやら今日から水掛け祭りの前夜祭をやっているらしい。
弁当を半分もらったが、お腹空いているので夕飯を食べがてら1人で偵察に行くことに、
宿を出てすぐに、ずぶ濡れの観光客とすれ違う
すごい濡れてるじゃんなんて考えていたら、すぐに水鉄砲を持ったタイ人に襲撃される。
お金だけはジプロックに入れていたがこのままでは携帯が不安なので、屋台で、防水バッグを購入。
なかなかいいレストランがないのでカオサンの横の通りに行ってみることに、カオサンに近づくにつれ、そこらじゅうから攻撃される。
水鉄砲はまだしも、氷水をバケツでかけられる。
さっきまで暑かったのに寒い
適当なレストランでパッタイを食べカオサンへ、
撃たれてばかりではつまらないので水鉄砲も購入。
最初は楽しく撃ち合いに参加していたが、カオサンロードの真ん中に近づくほど人が多くなっていき、動けなくなってしまった。
人の熱気でまた暑くなる。そこに氷水でまた寒くなるの繰り返し。
韓国の事故みたいにこのまま押し潰されるかもと思うほどの人混み。
結局カオサンロードを抜け出すのに1時間以上かかり、なんとか抜け出せたが一気に疲れてしまった。
翌日からの戦いは体力は持つのか。
イエローカード
2枚貯まるとレッドカードで退場、つまり国外追放?
タイに来た目的のひとつにイエローカードがある。
イエローカードといってもサッカーのとは違う。アフリカに入国する際に必要な、黄熱病のワクチン接種の証明書をイエローカードという。
日本でもできるらしいが、多くの長期旅行者は格安で受けることができるタイで予防接種を受けることが多い。
今回予防接種を受ける場所がこちら
多くのバックパッカーが訪れるスネークファームだ
予防接種受けるのにスネークファームって
直訳したらヘビ農場じゃん。
実際に毒蛇がいて蛇のショーとかもやってる観光スポットらしい
ちなみに興味ないし、200バーツもするので行きません
結構色んな人が詳しくブログとかに書いてくれていて、妻が色々調べてくれました。
一応、医師である妻、旅行学会の論文まで読んだ結果、黄熱病と狂犬病と腸チフスの予防接種を受けることにしました。
ちなみに私たちは仕事柄、B型肝炎と、破傷風は日本で接種済みです
結構いっぱい打ってる人もいるけど医者が言うんだから間違いない!
医者なら自分で打てよって話ですが、、、
問診みたいなのあって英語さっぱりわかりませんでしたが妻に助けてもらい助かりました。
無事に接種を終えてイエローカードもゲット
狂犬病は1週間後にもう一回受けにきます。
4月のタイは1年で1番暑いらしく、気温は30℃から38℃ぐらいで、30分でも外に出るとヘトヘト
全然観光する気になれません
楽天プレミアムカードぐらいで調子乗るな
金ピカに光るこのカードを過信しすぎていた
深夜の便で羽田を出発し、朝6時過ぎにマレーシアのクアラルンプール空港に到着した私たち。
2ヶ月間スカイスキャナーを眺め、手に入れたタイ行きのチケットは1人約2万5千円。しかし、クアラルンプールでトランジット11時間という航空券だ。
3年前、ネパールに行った際にトランジットで空港周辺の観光はしたため、入国はしないで空港で過ごす事にした。
11時間も空港で過ごすのなかなかきついが、今回の旅から私たちは最強のアイテムを準備していた。
プライオリティパス
これがあれば世界中の1300ヵ所のラウンジが使い放題になる。楽天プレミアムカードへ入会する事で無料でこのカードを取得できる。そのため2人とも出発前に楽天プレミアムカードに入会した。
クアラルンプール国際空港のラウンジは3時間までしか利用できないようなのでベンチで3時間ほど寝てからラウンジへ
シャワーはなかったが、食事を十分すぎるほどあったので、タダ飯をありがたくいただく。
年会費の3分の1ぐらいのご飯と飲み物をいただき、ラウンジの外で窮屈そうに飛行機を待つ人々を見ながら金持ちの気分に浸っていた。
ここまで順調だった、、、
タイで面白そうなフェスがあったので空港での待ち時間でチケットを購入しようとするが、どうしてもカードでの決済ができない。
何度ためしてもエラー、仕方なく別のカードを試すと決済できた。ここで楽天プレミアムカードが原因だと気づく。調べるとプレミアムカードは海外利用時すぐにストップがかかるらしい。カードデスクに電話する事で少しは、制限をゆるくする事ができるらしいが、あまり期待はできないらしい。
今回の旅の資金は共用の口座に入れてあり、このプレミアムカードをメインで使用する予定だった。
別のカードも用意していたが、保険の関係で3ヶ月は利用できない。
仕方がないので3ヶ月は、個人のカードで決済する事にした。
さらにプレミアムカードにキャッシングついてない事も判明。クレジットカードって全部キャッシングできると思い込んでいた。しかもプレミアムだし、何百万でもできるかと、
完全に準備不足。
これも仕方がないのでしばらくは個人のカードでしのぐしかない。
いくら金ピカに光ってるからって楽天プレミアムカードごときで調子にのってしまった。
精算するのがめんどくさいけど、とりあえず別のカードで、なんとかなりそう。
そんなトラブルもありながら1カ国目のタイに到着。
入国カードもなく、イミグレも指紋だけとって一瞬で、入国できました。
とりあえずのガパオ
世界一周スタート
3月末に住んでいた家を引き払い、住所不定になった私たちは、準備もたいしてせず妻の実家で2週間ダラダラと過ごしてしまった。
こんな写真を撮ることには一生懸命になり、出発前日にようやくアメリカのトレッキングで使用するテントや寝袋を梱包し友人宅へ
8月にアメリカに送ってもらう予定
出発当日も買い出しに行ったり家を出る直前までバタバタ
計画的に行動できる人が羨ましい
なんとかパッキングを終えて羽田空港に到着するも長蛇の列
なんと保安検査に1時間待ち
なんとか出国手続きを終えて免税店で働く友人のネパール人に挨拶
ガイドの経験もある友人
エベレストトレッキングの手配をしてくれて本当に助かりました
なんとか飛行機に乗れたけど、ほんとにバタバタなスタートとなりました。
次の投稿が帰国しましたにならないように頑張ってブログ書きます。